東京から南へ約160㎞、「都心から週末に行ける秘島」として人気の式根島。
深い木々の緑、ずっと眺めていたくなる美しいビーチ、天然温泉が点在しており、
「式根松島」と謳われた式根島の絶景は、今も昔も多くの旅行者を惹きつけてやみません。
その一方で、人口500人ほどの小さなコミュニティにとって、少子高齢化と担い手不足といった課題は日々深刻さを増し、未来の式根島にとって最も重要なテーマとして対策を講じていかなければいけません。
さらに新型コロナウイルス感染症の蔓延によって、世界はこれまでにない新しい働き方、暮らし方、旅の仕方へと大きくシフトチェンジしようとしています。
島ならではの穏やかな暮らしを維持しながら、変革期に耐えうる新たな島の滞在スタイルを模索したい---。
式根島では2019年より定期的に住民が集い、幾度となく話し合いを行いました。
その結果生まれたのが、『式根島アイランドワーケーション』というキーワードです。
オフィススペースを共有しながら働く「コワーキング」と、オフィスを離れリゾート地などで休暇を取りながら働く「ワーケーション」を組み合わせ、オフシーズンならではの静かな環境と、充実したネットワーク環境を活用した「離島滞在型ワークスタイル=式根島アイランドワーケーション」を推奨していくという考え方です。
式根島でのワーケーションを通じて中長期的に島と関わる仲間を増やし、島の将来を共に担う人材の輩出を目標に定め、スタートしたプロジェクトです。